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★★★グッディーズ・オリジナル企画★★★

新 忠篤 氏協力
ダイレクト・トランスファー CD-R

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第11回以降発売分 78CDR-3259〜3268

2010年7月新譜 5点 発売中★DSD録音

●今月は初録音レコード集、すべてラッパ吹き込み(機械式録音)です。素晴らしく澄んだ音が聴けます。

78CDR-3264
機械式録音盤(電気録音以前)
フランク:ヴァイオリン・ソナタイ長調
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB785/8
(1923年10月22日イギリス、ミドルセックス州ヘイズ HMVスタジオ
Room No.1 録音)
この曲の初レコード。ジャック・ティボー(1880)は20世紀フランス最高のヴァイオリニスト。1897年パリ音楽院のマルシック教授のもとで一等賞を得た。ピアノのアルフレッド・コルトー(1877-1962)は1896年にパリ音楽院のディエメール教授のもとで一等賞を得た。1905年二人はチェロのパブロ・カザルス(1876-1973)を加えピアノ三重奏団の「カザルス・トリオ」を結成、以後四半世紀にわたって最高の三重奏団として君臨した。この録音はティボーとコルトーによる初顔合わせの録音である。まだ電気録音が生まれていない1923年、大きなラッパの前で演奏したもの。ティボーが43歳、コルトーが46歳だった。二人はフランクのソナタを1929年に再録音している。このシリーズでコルトーとティボーはベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」(78CDR-3015)、ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ(78CDR-3044)が出ている。カザルスが加わったトリオの演奏はベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番「大公」(78CDR-3009)、シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番(78CDR-3131)、ハイドン:ピアノ三重奏曲第39番(78CDR-3199)がある。他にティボー、コルトーのソロ、協奏曲録音は多数出ている。

78CDR-3265
機械式録音盤(電気録音以前)
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
セレナード第7番ニ長調「ハフナー」 K.250よりメヌット
イェリー・ダラニー(ヴァイオリン)
スタンリー・チャップル指揮
エオリアン管弦楽団
英 VOCALION A0242/4
(1925年イギリス録音)
この曲の初レコ-ド。イェリー・ダラニー(1893-1966)はハンガリーのブダペスト生まれの女流ヴァイオリニスト。大ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)の甥の娘にあたる。ブダペスト音楽院で最初ピアノを学んだが、ヴァイオリン科のイェノ・フバイ(1858-1937)のクラスに入学が許されヴァイオリンに転向した。ヨーロッパ各地やアメリカに演奏旅行のあとロンドンに定住した。妹のアディラ・ダラニーもヴァイオリン奏者で二人のデュオの録音もある。作曲家でピアニストだったベラ・バルトーク(1881-1945)と一緒にロンドンとパリでソナタ演奏会を開いた。モーリス・ラヴェル(1875-1937)は「ツィガーヌ」を彼女に献呈し1924年にロンドンで初演。ソリストだけでなく室内楽でも活躍した。指揮者のスタンリー・チャップル(1900-1987)は1921年にロンドン交響楽団の指揮者になり、1930年にベルリン・フィルを指揮してヨーロッパでの名声を得た。1939年にボストンに行きそのままアメリカに留まり、タングルウッド音楽祭のディレクターをレナード・バーンスタイン(1918-1990)と共につとめた。

78CDR-3266
機械式録音盤(電気録音以前)
モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219
アーサー・カテラル(ヴァイオリン)
サー・ハミルトン・ハーティ指揮
管弦楽団
英 COLUMBIA L1592/5
(1924年4月10日ロンドン録音)
この曲の初録音。アーサー・カテラル(1883-1943)はイギリスのヴァイオリニスト。マンチェスター王立音楽アカデミーで学び、1902年18歳で指揮者ハンス・リヒター(1843-1916)の招きでバイロイトに赴きヴァーグナーの未亡人コジマ・ヴァーグナーが催したシーズン音楽会に登場した。1903年ハレ管弦楽団でチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏した。1909年ロンドンのクイーンズ・ホールのプロナード・オーケストラのコンサートマスター、1929年に創立されたBBC交響楽団のコンサートマスターに就任した。コンサート活動の傍らロンドンの王立音楽アデミーでも教えた。20世紀の最初の四半世紀にイギリスで最も活躍したヴァイオリニストで、録音した曲の多くはそれらの初レコードだった。指揮者のサー・ハミルトン・ハーティ(1879-1941)はアイルランド出身の指揮者。教会のオルガン奏者だった父親の指導を受け12歳で教会オルガニストになった。1901年ロンドンに出て大アーティスト達のピアノ伴奏者をつとめ、1920年ハレ管弦楽団の指揮者となり1933年までつとめた。ハーティは1925年に叙勲され、作曲家、編曲者としても活躍した。このシリーズでカテラルはモーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第42番 K.526(78CDR-3268)が出ている。ピアニストはハーティ。

78CDR-3267
機械式録音盤(電気録音以前)
ラロ:スペイン交響曲作品21
レオ・ストロッコフ(ヴァイオリン)
サー・ハミルトン・ハーティ指揮
管弦楽団
米 COLUMBIA 67059/61-D
(1924年7月14日ロンドン録音)
この曲の4楽章版による初録音。レオ・ストロッコフ(1888-1957)はロシア生まれのアメリカのヴァイオリニスト、作曲家、作詞家。機械式録音時代にイギリス・コロンビアに小品の録音が多くあった。アメリカに移住してからも活躍。この「スペイン交響曲」はこのヴァイオリニストの唯一の大曲録音。ベルギーの大ヴァイリニスト、ウジェーヌ・イザイ(1858-1931)がアメリカ公演した際に共演したことがある。指揮者のサー・ハミルトン・ハーティ(1879-1941)はアイルランド出身の指揮者。教会のオルガン奏者だった父親の指導を受け12歳で教会オルガニストになった。1901年ロンドンに出て大アーティスト達のピアノ伴奏者をつとめ、1920年ハレ管弦楽団の指揮者となり1933年までつとめた。ハーティは1925年に叙勲され、作曲家、編曲者としても活躍した。

78CDR-3268
機械式録音盤(電気録音以前)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第42番イ長調 K.526
アーサー・カテラル(ヴァイオリン)
サー・ハミルトン・ハーティ(ピアノ)
英 COLUMBIA L1494/6
(1923年 4月27日ロンドン録音)
この曲の初録音。アーサー・カテラル(1883-1943)はイギリスのヴァイオリニスト。マンチェスター王立音楽アカデミーで学び、1902年18歳で指揮者ハンス・リヒター(1843-1916)の招きでバイロイトに赴きヴァーグナーの未亡人コジマ・ヴァーグナーが催したシーズン音楽会に登場した。1909年ロンドンのクイーンズ・ホールのプロナード・オーケストラのコンサートマスター、1929年に創立されたBBC交響楽団のコンサートマスターに就任した。コンサート活動の傍らロンドンの王立音楽アデミーでも教えた。20世紀の最初の四半世紀にイギリスで最も活躍したヴァイオリニストで、録音した曲の多くはそれらの世界初レコードだった。サー・ハミルトン・ハーティ(1879-1941)はアイルランド出身の指揮者。教会のオルガン奏者だった父親の指導を受け12歳で教会オルガニストになった。1901年ロンドンに出て大アーティスト達のピアノ伴奏者をつとめ、1920年ハレ管弦楽団の指揮者となり1933年までつとめた。ハーティは1925年に叙勲、作曲家、編曲者としても活躍した。ここではピアニストとしてのハーティの演奏が聴ける。このシリーズでカテラルはモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番(78CDR-3266)が出ている。指揮者はハーティである。
2010年6月新譜 5点 発売中 ★DSD録音

78CDR-3259
ベートーヴェン:
交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
アテネの廃墟作品113 より「トルコ行進曲」
ポール・パレー指揮
コロンヌ管弦楽団
英 COLUMBIA DCX 63/7
(1934年5月23&25日パリ録音)
ポール・パレー(1886-1979)はフランスの大指揮者、作曲家。1911年にカンタータ「ヤニッツァ」でローマ大賞を得てイタリアに留学。第1次世界大戦(1914-1918)でフランス軍に従軍したが、ドイツ軍の捕虜となり、ダルムシュタット収容所生活の間に音楽家たちと交友を築く。大戦後コンセール・ラムルー管弦楽団、コンセール・コロンヌ管弦楽団の指揮者となって活躍、とくに後者とは1932年から1940年音楽監督を務め、第2次世界大戦のパリ開放後の1944年から1956年も同じ地位を務めた。1951年にアメリカのデトロイト交響楽団に招かれその育成にあたり、米国有数のオーケストラに仕上げLPレコード録音も多い。この「田園」交響曲はコンセール・コロンヌ時代のものであまり知られていない。SPレコード時代の再生法では大指揮者の風格の片鱗すらも聴くことが出来なかったが、ダイレクト・トランスファーによって、その至芸の全貌が明らかになった。特にオーケストラの木管パートの妙技に耳を傾けてほしい。

78CDR-3260
ドメニコ・スカルラッティ:ハープシコード・ソナタ集 第1巻(20曲)
ワンダ・ランドフスカ(ハープシコード)
英 HIS MASTER'S VOICE DB 4960/5
(1934年9月10-12日パリ,サル・ショパン録音)
ワンダ・ランドフスカ(1879-1959)はポーランドのワルソー生まれ。20世紀最高のハープシコード奏者。1900年から13年間パリのスコラ・カントルムで教鞭
をとった。二段の鍵盤と七個のペダルを有する自分のハープシコードをパリのプレイエル社に作らせ、生涯この楽器を使用した。ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)は、ナポリ派の作曲家、ハープシコーソ奏者、オルガン奏者。ヴァチカンの楽長、ポルトガル宮廷礼拝堂の楽長、スペイン王妃つきの音楽指導者として活躍し、500曲を越えるハープシコード曲を作曲した。Lはロンゴによる整理番号、Kはカークパトリックによる整理番号で、便宜のため両方を記した。ランドフスカはこの第1集の後に第2集も録音した。ランドフスカはこのシリーズでJ.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲(78CDR-3073)、フランソワ・クープラン:クラヴサン曲集(78CDR-3081)他が出ている。

78CDR-3261
J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV. 1067
マルセル・モイーズ(フルート)
アドルフ・ブッシュ指揮
ブッシュ室内管弦楽団
仏 LVSM DB 3015/7(英 HIS MASTRER'S VOICE DB 3015/7と同一録音)
(1935年11月1日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
マルセル・モイーズ(1889-1984)は20世紀最高のフランスのフルート奏者。パリ音楽院でポール・タファネル(1844-1941)に師事し、1906年に一等賞を得た。1932年から1949年までパリ音楽院の教授をつとめる一方、パドルー管弦楽団、パリ音楽院管弦楽団、ストララム管弦楽団の首席フルート奏者をつとめた。1960年代にはスイス、イギリス、アメリカ、日本で後進の指導にあたった。アドルフ・ブッシュ(1891-1952)はドイツの名ヴァイオリニスト。1939年にアメリカに定住した。この録音はヨーロッパ時代のもので、同時期にバッハのブランデンブルグ協奏曲全6曲も録音していた。モイーズはこのシリーズでドビュッシーのフルート、ヴィオラとハープのためのソナタ(78CDR-3064)、ベートーヴェンのセレナーデ作品25(78CDR-3231)、バッハのブランデンブルグ協奏曲第4番、ピエルネの室内ソナタ(78CDR-3249)が出ている。

78CDR-3262
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
ジョルジュ・エネスコ指揮
交響楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB 2729/31
(1935年12月19日パリ、アルベール・スタジオ録音)
ユーディ・メニューイン(1916-1999)はニューヨーク生まれ。サンフランシス
コに移り3歳からヴァイオリンを習いシグムンド・アンカー、ルイ・パーシンガー(1887-1966)に師事した。1924年6歳の時アルフレッド・ヘルツ(1871-1942)指揮サンフランシスコ交響楽団とラロのスペイン交響曲を弾いてデビュー、神童として評判になった。その後パリでジョルジュ・エネスコ(1881-1955)、ベルリンでアドルフ・ブッシュ(1891-1952)の手ほどきをうけた。1928年12歳で初レコード録音を行った。このモーツァルトは19歳の時の録音で、オーケストラは師のエネスコが指揮をしている。、メニューインはこのシリーズでモーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第42番 K.526(78CDR-3026)、モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第32番 K.376(78CDR-3037)、ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第4番(78CDR-3155)、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-3136)が出ている。

78CDR-3263
ベートーヴェン:七重奏曲変ホ長調作品20
(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、クラリネット、バスーン
とホルンのための)
パリ・プロ・ムジカ室内グループ:
アンリ・メルケル(ヴァイオリン)、P.ラドユイ(ヴィオラ)、
アンドレ・ナヴァラ(チェロ)、H.モロー(コントラバス)、
ユリス・ドレクリューズ(クラリネット)、J.ルーシェ(バスーン)、
G.クルシエル(ホルン)
仏 POLYDOR 566 270/3
(1948年4月15日パリ録音)
この録音は第2次世界大戦後、当時パリ音楽院の教授をつとめていた器楽奏者によるパリ・プロムジカ室内グループによる。ヴァイオリンのアンリ・メルケル(1897-1969)、チェロのアンドレ・ナヴァラ(1911-1988)、クラリネットのユリス・ドレクリューズ(1907-1995)などの名手が参加し、彼らは他にも多くの名録音を残している。1948年の録音はSPレコード末期のためレコードの数が少ない稀少盤。このシリーズでヴァイオリンのメルケルはベートーヴェンのヴァイオリオン協奏曲(78CDR-3020)、ラロのスペイン交響曲(78CDR-3107)、サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番(78CDR-3166)が、チェロのアンドレ・ナヴァラはベートーヴェンのチェロ・ソナタ第3番(78CDR-3095)が出ている。