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★★★グッディーズ・オリジナル企画★★★

新 忠篤 氏協力
ダイレクト・トランスファー CD-R

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第11回以降発売分 78CDR-1112〜1121

78CDR-1112
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
パウル・ファン・ケンペン指揮
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
独 POLYDOR 67946/50
(1942年録音)
ヴィルヘルム・ケンプ(1895-1991)はドイツのピアニスト。機械式録音時代からステレオ録音の時代まで多くの録音を残した。パウル・ファン・ケンペン(1893-1955)はオランダの指揮者。1932年から1942年までドレスデン・フィルハーモニーの首席指揮者を務めた。ケンプとファン・ケンペン指揮ベルリン・フィルのベートーヴェン: ピアノ協奏曲全5曲はLP初期の1953年の録音が有名だが、これは1942年第2次世界大戦下のドレスデン録音。ケンプ47歳の壮年期の演奏が聴ける。物資窮乏の時代のためプレス枚数が極めて少なく、希少盤である。

78CDR-1113
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
ジョコンダ・デ・ヴィトー(ヴァイオリン)
サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
蘭 HIS MASTER'S VOICE DB9570/2
(1949年5月3-4日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
ジョコンダ・デ・ヴィトー(1907-94)はイタリアの女流ヴァイオリニスト。戦後の1947年にエディンバラ音楽祭に初登場、同時にEMIの専属アーティストになった。この録音はSP時代の末期のもの。指揮者のサー・トーマス・ビーチャム(1879-1961)は英国で最も尊敬された指揮者。1932年ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を組織し、1947年にはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を作った。ビーチャムの指揮するモーツァルトはSP時代最も権威のあるものとして欧米では受け入れられた。デ・ヴィトーはこのシリーズでJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004(78CDR-1019)とJ.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番 BWV1042(78CDR-1052)が出ている。

78CDR-1114
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB1913/5
(1949年6月10日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-87)はロシア生まれのアメリカのヴァイオリニスト。ペテルブルグ音楽院でレオポルド・アウアー(1845-1930)に学び、10歳の春にデビューした。1917年16歳の時に革命を逃れ一家はアメリカに移住し、少年ハイフェッツは一流演奏家として待遇された。その後青年期、壮年期から引退するまで世界最高のヴァイオリン奏者として崇められた。この録音はSP最後期の録音。ハイフェッツ初のメンデルスゾーンであった。指揮者のサー・トーマス・ビーチャム(1879-1961)は英国で最も尊敬された指揮者で1932年ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を組織し、1947年にはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を作った。ハイフェッツはチャイコフキー:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-1086)が出ている。

78CDR-1115
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調作品36
(第1楽章 強音で音ワレあり)
カール・シューリヒト指揮
スイス・ロマンド管弦楽団
英 DECCA AK1610/3
(1947年2月14日ジュネーヴ放送局スタジオ録音)
カール・シューリヒト(1880-1967)はドイツの指揮者。SP時代からベートーヴェンやブルックナーの録音を独ポリドールに残していた。これはシューリヒトがスイス・ロマンドを指揮した珍しいもので、わが国ではほとんど知られていなっかった。LP時代にパリ音楽院やウィーン・フィルを指揮していたこの大指揮者の第2次世界大戦直後のスイス録音は、颯爽とと直進する若々しさが横溢している。英デッカのFFRR録音。

78CDR-1116
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調作品30-2
ヴォルフガング・シュナイダーハン (ヴァイオリン)
フリートリッヒ・ヴューラー (ピアノ)
英 COLUMBIA LX8673/6
(1947年12月1&6日ウィーン録音)
ヴォルフガング・シュナイダーハン(1915-2002)はウィーン生まれ。幼少期に神童と注目されヴォルフィの名でオーストリア・コロンビアに小品の録音もあった。17歳でウィーン交響楽団の第1ヴァイオリン奏者になり、その後ウィーン・フィルハーモニーに入り、1937年から1950年までコンサート・マスターの地位にあった。その時期にシュナイダーハン弦楽四重奏団のリーダーやエトヴィン・フィッシャー・トリオのメンバーとしても活躍した。このSP録音はシュナイダーハンがドイツ・グラモフォン専属になる前のもの。ピアノのフリートリッヒ・ヴューラー(1900-75)はウィーン音楽アカデミーに学び、母校の教授もつとめた。LPの初期に米VOXに録音を残していた。

78CDR-1117
モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537「戴冠式」
※第2楽章終りにノイズ
モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
ワンダ・ランドフスカ(ピアノ)
ワルター・ゲール指揮管弦楽団
仏 DISQUE GRAMOPHONE DB3147/50
(1937年ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
ワンダ・ランドフスカ(1879-1959)はポーランド出身のハープシコード&ピアノ奏者。パリのプレイエル社に2段鍵盤の特注したハープシコードでSPレコードの電気録音初期から多くの録音を残した。この「戴冠式」はランドフスカが初めてピアノを弾いた録音。イギリス国王ジョージ6世(1895-1952、現エリザベス女王の父君)即位を記念した録音と伝えられる。指揮者のワルター・ゲール(1903-1960)はドイツ出身でシェーンベルクについて作曲を勉強した後イギリスに亡命。指揮者として活躍した。

78CDR-1118
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
ポール・パレー指揮管弦楽団
仏 POLYDOR A.6.230/232
(1947年11月パリ録音)
ジャック・ティボー(1880-1953)は20世紀フランス最高のヴァイオリニスト。モーツァルトの作品を得意として生涯プログラムの中心だった。この録音は第2次世界大戦後の1947年、ティボーが67歳の時のもの。指揮者のポール・パレー(1886-1979)は1911年パリ音楽院の作曲部門でローマ賞(審査員の全員の推挙による一等賞)を得て、後に指揮者として活躍した。戦後の1951年アメリカのデトロイト交響楽団の指揮者に就任1963年まで務めた。この録音は78回転再生ではピッチが高く(修正済)、また円盤録音機の回転音が耳障りである。それでもダイレクト・トランスファーによって復刻LPとは違ったティボーのエレガントなヴァイオリンが聴ける。

78CDR-1119
J.S.バッハ:二つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043
※第3楽章終りにゴト音
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV.1001-アダージョ
アルノルト・ロゼー&アルマ・ロゼー(ヴァイオリン)
室内管弦楽団
チェコ HIS MASTER'S VOICE ES663/5
(1929年5月29日ウィーン録音)
ロゼー父娘による唯一の録音。アルノルト・ロゼー(1863-1946)はウィーン・フィルやウィーン国立歌劇場オーケストラのリーダーを50年間(1881-1931)務め、機械式録音時代にも録音していた名手。アルノルト・ロゼーはグスタフ・マーラーの妹ユスティーネと結婚し、娘のアルマ・ロゼー(1906-1944)をもうけた。アルマはヴァイオリニストとなり、1932年に女性だけのオーケストラ"ウィーン・ワルツ・オーケストラ" を組織し好評を得た。アルマ・ロゼーはチェコ出身のヴァイオリニスト、ヴァーシャ・プシホダ(1900-1960)と1930年に結婚したが1935年に離婚。1938年にナチのウィーン侵攻でロゼー父娘はロンドンに逃れたが、アルマはヨーロッパ大陸の戻りフランスで演奏活動中、ナチのゲシュタボにつかまりアウシュウィッツに送られた。アルマはガス室に送られる人々の僅かの時間を慰めるために楽団を作ることを許されたが、1944年アウシュヴィッツで他界した。ガス室ではなく食中毒が死因とされている。

78CDR-1120
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
※第1楽章冒頭キズ
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
パウル・ファン・ケンペン指揮
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
(1941年ベルリン録音)
ヴィルヘルム・ケンプ(1895-1991)とパウル・ファン・ケンペン(1893-1955)のベートーヴェン:ピアノ協奏曲はモノLP初期の1953年に録音したベルリン・フィルとの演奏が有名だが、これは第2次世界大戦下の録音。オランダの指揮者ファン・ケンペンが指揮するベルリンのシャルロッテンベルグ・オペラのオーケストラとの共演。

78CDR-1121
シューマン:交響曲第2番ハ長調作品61
ジョルジュ・エネスコ指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
英 DECCA AK1748/52
(1947年9月18-19日ロンドン、キングズウェイ・ホール録音)
ジョルジュ・エネスコ(1881-1955)はルーマニア出身。ヴァイオリニスト、ピアニスト、作曲家、指揮者、教育者として活躍した全能音楽家。この録音は第2次世界大戦後、英国デッカ社に残した極めて貴重な録音。わが国に多いエネスコ・ファンの間でも殆ど知られていないもの。エネスコ65歳の晩年の録音だが、透明で香り立つような親しめるシューマンである。英デッカのFFRR録音。