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★★★グッディーズ・オリジナル企画★★★

新 忠篤 氏協力
ダイレクト・トランスファー CD-R

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第11回以降発売分 78CDR-1122〜1136

第11回以降 発売分 2008年6月新譜 5点

78CDR-1132
ラロ:スペイン交響曲作品21
ナタン・ミルスタイン(ヴァイオリン)
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団
米 COLUMBIA 12067/69-D(Set MM-564)
(1944年11月19日&1945年3月15日フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュ
ージック録音)
ナタン・ミルスタイン(1903-92)はロシアのオデッサ生まれ。11歳でペテルブルク音楽院に入学、名ヴァイオリン教師レオポルド・アウアー(1845-1930)に就いた。後にピアニストのホロヴィッツと知り合い一緒に演奏旅行。1929年にはストコフスキー指揮フィラデルフィア管弦楽団のコンサートでアメリカにデビュー、1942年にアメリカ市民権を得た。この「スペイン交響曲」は大戦末期の録音。溌剌として生気に満ちた演奏は後年のものと違った味を持つ。本シリーズではJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番(78CDR-1078)に続くミルスタインの2枚目のダイレクト・トランスファー。

78CDR-1133
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調作品13「悲愴」
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
独 POLYDOR 67682/3
(1940年録音)
ヴィルヘルム・ケンプ(1895-1991)は機械式録音(ラッパ吹込)時代からレコードで活躍したドイツの偉大なピアニスト。モノラル&ステレオのLP時代の録音はよく知られているが、この「悲愴」は第2次世界大戦中の録音で、日本ではSP時代に発売されなかった。第3楽章はこのピアニストの持ち味がよく出た美しい演奏。本シリーズではケンプの戦中録音のベートーヴェン: ピアノ協奏曲第3番(78CDR-1112)とピアノ協奏曲第4番(78CDR-1120)が出ている。

78CDR-1134
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調作品45
グンナール・クヌドゥセン(ヴァイオリン)
ロベルト・リーフリング(ピアノ)
ノルウェー HIS MASTER'S VOICE DB11900/902
(1947年頃録音)
作曲家エドゥアルト・グリーグ(1843-1907)と同郷のじノルウェーの演奏家による録音。ヴァイオリンのグンナール・クヌドゥセンは1907年生まれ。ノルウェー録音のLPが十数枚あるが、SP録音はおそらくこの「ソナタ」だけと思われる。ピアニストのロベルト・リーフリング(1911-1988)はオスロ生まれで、ドイツでエトヴィン・フィッシャー(1866-1960)に師事した。20世紀ノルウェーを代表するピアニストでバッハの「平均律クラヴィア曲集」を生涯2回録音した。この「ソナタ」の演奏は作曲家と同じ言語を感じさせる。第2楽章の玲瓏な響きは他の演奏家では聞けない美しいもの。戦後のSP録音。

78CDR-1135
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調作品13
ドゥニーズ・ソリアーノ(ヴァイオリン)
マグダ・タリアフェロ(ピアノ)
仏 PATHE PAT3/5
(1934年2月17日、パリ録音)
1936年第1回フランス・ディスク大賞受賞ディスク。ソリアーノとタリアフェロの名前を世界のクラシック愛好家に知らしめた。ヴァイオリンのドゥニーズ・ソリアーノ(1916-2006)は1932年16歳でパリ音楽院の一等賞を得た。マグダ・タリアフェロ(1893-1986)はブラジル生まれのピアニスト。サンパウロ音楽院を経て1906年にパリ音楽院に13歳で入り9 カ月後に一等賞を得た。本シリーズでは二人の演奏によるモーツァルト: ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調 K.454 (78CDR-1027)、タリアフェロのピアノによるモーツァルト:ピアノ協奏曲第26番K.537「戴冠式」(78CDR-1093)、ソリアーノのヴァイオリンによるモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 K.216(78CDR-1031)、モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲第7番 K.271a(78CDR-1108)、モーツァルト: ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調K.378(78CDR-1047)が出ている。いずれも稀少SP盤からのダイレクト・トランスファー。

78CDR-1136
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ルツェルン祝祭管弦楽団
蘭 HIS MASTER'S VOICE DB6574/9
(1947年8月29日録音)
大指揮者ヴィルヘルム・フルトウェングラー(1886-1954)は1945年のドイツ敗戦後に戦時中ナチスへの協力を疑われ、1947年4月まで演奏活動が禁止された。この録音は1947年8月にフルトヴェングラーが音楽祭に再登場した記念の録音。ソリストのユーディ・メニューイン(1916-99)はフルトヴェングラーのナチス協力疑惑を晴らす証言で、大指揮者の弁護にあたったことでも知られている。SPレコード最後期の録音。
第11回以降 発売分 2008年5月新譜5点
78CDR-1127
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調作品60
カール・シューリヒト指揮
ベルリン市立管弦楽団
独 POLYDOR 68139/43
(1942年ベルリン録音)
カール・シューリヒト(1880-1967)はドイツの指揮者。1912年から1944年までヴィスバーデン歌劇場の音楽監督をつとめると同時にベルリン・フィルやウィーン・フィルを指揮した。シューリヒトのベートーヴェン:交響曲第1番から第9番は戦後のパリ音楽院管弦楽団を指揮したEMI録音がよく知られているが、この録音は第2次世界大戦下の1942年ベルリンで行われた。80歳を越えてもまだ現役の指揮者だったシューリヒトの62歳の録音である。

78CDR-1128
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調
BWV1003より「アンダンテ」(中間部にゴツゴツ・ノイズ)
ブロニスワフ・フーベルマン(ヴァイオリン)
ジョージ・セル指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
日COLUMBIA J8491/5 (原録音: 英COLUMBIA LX509/13A & LX410B)
(1934年6月18,19,20,26日ウィーン録音)
ブロニスワフ・フーベルマン(1882-1947)はポーランド生まれのヴァイオリニスト。1892年10歳の時に大ヴァイオリニスト、ヨアヒム(1831-1907)の指揮でベルリン・デビュー。3 年後の1895年13歳の時、名ソプラノ、アデリナ・パッティ(1843-1919)に招かれウィーンでの「パッティ告別演奏会」で演奏した。このベートーヴェンは1934年 6月にラロ: スペイン交響曲(78CDR-1040)と同時期に録音された。聴く人の心を抉るような個性的な演奏。指揮者のジョージ・セル(1897-1970)はブダペスト生まれ。ヨーロッパで活躍した後、アメリカに移住、1946年から1970年までの24年間はクリーヴランド管弦楽団を指揮しこのオーケストラを世界有数のものに育て上げた。

78CDR-1129
ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調
エトヴィン・フィッシャー(ピアノと指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
独 ELECTROLA DB7657/8
(1942年12月ウィーン録音)
エトヴィン・フィッシャー(1886-1960)はスイス生まれで、主にドイツで活躍したピアニスト、指揮者で教育者でもあった。ベルリンでリストの最後の弟子だったマルティン・クラウゼに師事した。1933年にEMIのアーティストとなり、バッハの「平均律クラヴィーア曲集」全曲の世界初録音を行った。フィッシャーは協奏曲の演奏では独奏と同時に指揮をする「弾き振り」の演奏法を現代に復活した。この録音も自らの指揮による「弾き振り」である。第2次世界大戦下のウィーン録音で超希少盤。第2楽章のカデンツァがことのほか美しい。

78CDR-1130
フランク:交響的変奏曲
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
サー・ランドン・ロナルド指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB2185/6
(1934年3月13日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
アルフレッド・コルトー(1877-1962)が電気録音になってこの曲の2回目の録音。作曲家フランクを敬愛していたコルトー57歳の演奏である。指揮者のサー・ランドン・ロナルド(1873-1938)はロンドン生まれ。レコード黎明期からロンドンのコヴェントガーデン・オペラに出演した大歌手にレコード録音を薦めた功労者。ピアニストだったが1909年にロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団の指揮者となり多くの録音を残した。電気録音時代にはコルトーやクライスラー(1875-1962)の協奏曲の指揮をした。

78CDR-1131
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調作品99
※第4楽章の面にキズあり
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
パブロ・カザルス(チェロ)
独 ELECTROLA DB947/50
(1926年7月5-6日ロンドン、キングズウェイ・ホール録音)
カザルス・トリオはアルフレッド・コルトー(1877-1962)のピアノ、ジャック・ティボー(1880-1953)のヴァイオリン、パブロ・カザルス(1876-1973)のチェロで1905年頃始まったピアノ・トリオ、3人はまだ20歳代の若い演奏家だった。このグループの初録音がこのシューベルトで、電気録音最初期の1926年に行われた。後年の「大公トリオ」(78CDR-1009)に較べると音質的に若干の難点があるが、この較べるもののない人類の遺産的演奏を十分に聴き取ることができる。
第11回以降 発売分 2008年4月新譜5点

78CDR-1122
ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品73
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
英 DECCA AK1875/9
(1948年3月22,24,25日ロンドン、キングスウェイ・ホール録音)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)によるこの曲の唯一のスタジオ録音。フルトヴェングラーはこの録音の翌日フィルハーモニア管弦楽団を指揮してヴァーグナー:楽劇「神々の黄昏」より、ブリュンヒルデの自己犠牲をソプラノのフラグスタートと録音した。この演奏をSP盤のダイレクト・トランスファーで聴いて、初めて周到なリハーサルと録音に 3日間かけた成果が明らかになった。デッカのオロフ=ウィルキンソンのコンビによるFFRR録音である。     

78CDR-1123
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調作品26
ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)
カール・シューリヒト指揮
チューリッヒ・トンハレ管弦楽団
英 DECCA AK1603/5
(1947年1月23, 27日チューリッヒ放送スタジオ録音)
ゲオルク・クーレンカンプ(1898-1948)はドイツのブレーメン生まれ、第2次世界大戦中ソリストとして活躍する傍らベルリン高等音楽院教授を1943年まで務めた。1944年にスイスのルェツェルン音楽院教授となり、ピアノのエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)、チェロのエンリコ・マイナルディ(1897-1976)とのトリオでも活躍した。1948年50歳を迎えて間もなく急逝した。この録音は死の1年前のもので、クーレンカンプの良さがシューリヒトの絶妙なバックで最高に発揮されている。同じ時期に英DECCA にブラームス: ヴァイオリン・ソナタ全3曲をショルティのピアノで録音していた。FFRR録音。

78CDR-1124
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
パガニーニ:奇想曲作品1より第9番ホ長調「狩り」
ヨーゼフ・シゲティ (ヴァイオリン)
サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(パガニーニは無伴奏)
英 COLUMBIA LX262/5 (一部日本コロムビア盤)
(1933年9月28日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
ヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)はハンガリーのブダペスト生まれ。ブダペスト音楽院でイェノ・フバイ(1858-1937)に師事した。1905年ベルリンでデビュー、大ヴァイオリニスト、ヨアヒム(1831-1907)に認められた。1917年から24年スイスのジュネーヴ音楽院で教えた。1940年アメリカに移住した。シゲティは1931年の初来日以降何度も日本を訪れた。SP時代の日本録音も数多い。メンデルスゾーンはシゲティの唯一のスタジオ録音で、LP時代にも再録音しなかった。

78CDR-1125
フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調
アルフレッド・コルトー (ピアノ)
インターナショナル弦楽四重奏団
(マンジョー、ペッカー、ハワード、ウィザース)
英 HIS MASTER'S VOICE DB1099/1102
(1927年12月12日ロンドン、小クイーンズ・ホール録音)
アルフレッド・コルトー(1877-1962)が電気録音初期に残した貴重な録音。カペー四重奏団とマルセル・シャンピのピアノによる録音(78CDR-1034) の1年前のもの。作曲家フランクを敬愛していたコルトー50歳の演奏である。インターナショナル弦楽四重奏団は1919年にアンドレ・マンジョーによって、イギリスの現代音楽と諸外国の音楽との交歓演奏を目的にロンドンで組織された。マンジョーは1883年パリ生まれのヴァイオリン奏者。

78CDR-1126
モニーク・ドゥ・ラ・ブルショルリSP録音集
サン=サーンス:
6つのエチュード作品111 から第5協奏曲のフィナーレによるトッカータ
シューベルト(I.フィリップ編):
ワルツ作品9 D.365 から第19番&第20番
ハイドン:ピアノ・ソナタ第34番ホ短調作品42
ドメニコ・スカルラッティ(タウジッヒ編):
田園曲 L.413
奇想曲 L.375
モニーク・ドゥ・ラ・ブルショルリ (ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DA1888
英 HIS MASTER'S VOICE DB21038
英 NIXA 4001(原録音: 仏 PACIFIC 3720)
1947年ロンドン、アビー・ロード第3スタジオ録音
1948年頃パリ録音
モニーク・ドゥ・ラ・ブルショルリ(1915-72)はパリ生まれのフランスの女流ピアニスト。アルフレッド・コルトー(1877-1962)とイシドール・フィリップ(1863-1958)の弟子。1928年パリ音楽院の一等賞を得た。コンサート・アーティストとして活躍した傍ら母校で後進の指導にあたった。ヨーロッパ各地で演奏をしていた最中に自動車事故でキャリアを断たれた。最近マイナーレーベルに残されたこのピアニストの演奏がCD化されているが、ここに集めた30歳を越えたばかりの演奏は後年のものとは違った華麗な輝やきがある。SP録音末期のもので、スカルラッティは最初期のテープ録音と思われる。