★★★グッディーズ・オリジナル企画★★★

新 忠篤 氏協力
ダイレクト・トランスファー CD-R

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第11回以降発売分 78CDR-3669〜3678

2017年5月新譜 5点 5月下旬発売開始予定★DSD録音

33CDR-3674
モーツァルト
クラリネット協奏曲イ長調 K.622
クラリネット五重奏曲イ長調 K.581
ベニー・グッドマン(クラリネット)
シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(協奏曲)
ボストン交響楽団五重奏団(五重奏曲)
リチャード・バーギン(第1ヴァイオリン)
アルフレッド・クリプス(第2ヴァイオリン)
ジョゼフ・デパスクァーレ(ヴィオラ)
サムエル・メイス(チェロ)
仏 RCA 630 398(Mono)(米 RCA VICTOR LM 2073 と同一録音)
録音: 1956年7月9日(協奏曲)&7月12日(五重奏曲)、アメリカ、マサチューセッツ州レノックス
ベニー・グッドマン(1909-1986)はシカゴ生まれ。クラリネットを習得し11歳でデビュー。1923年にコルネット奏者のビックス・バイダーベックと共演、1925年にベン・ポラック楽団に入った。1928年ニューヨークに移り、1932年自身の楽団を結成し、NBC放送にレギュラー出演し一躍スターになった。1938年1月ニューヨークのカーネギーホールで初のジャズ・コンサートを開き全米を沸かせた。この録音はLP時代になってからのもので協奏曲はグッドマンにとって初録音、五重奏曲は2回目の録音である。1回目はブダペスト弦楽四重奏団と1938年に行われ78CDR-3661で出ている。グッドマンにクラシック音楽奏法を指導したのはイギリス生まれのレジナルド・ケル(1908-1981)でケルは1948年にアメリカに渡ったので2種の五重奏曲のクラリネット奏法がどう違うか聴き較べが興味ある。指揮者のシャルル・ミュンシュ(1891-1968)はフランス生まれ。1949年から1962年までボストン交響楽団の正指揮者をつとめた。

33CDR-3675
ベートーヴェン
ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47「クロイツェル」
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調作品24「スプリング」
マヌーグ・パリキアン(ヴァイオリン)
マグダ・タリアフェロ(ピアノ)
仏PRESTIGE DE LA MUSIQUE SR-9657(Stereo)
録音:1960年パリ
ヴァイオリンのマヌーグ・パリキアン(1920-1949)はトルコのメルシン生まれ。ロンドンで学び1949年にフィルハーモニア管弦楽団のコンサートマスターになり1957年までその席にあった。その後ソリストとして活躍する一方後進の指導にあたった。フィルハーモニア管弦楽団コンサートマスター時代にクレンペラー、カラヤン、ジュリーニ等の指揮者に乞われたソロ録音がある。ピアノのマグダ・タリアフェロ(1893-1986)はブラジルのリオ・デジャネイロ生まれ。父親はラウル・ピュニョ(1852-1914)にピアノを学んだという。一家は1906年にフランスへ移住。彼女は13歳でパリ音楽院に入学、アントナン・マルモンテルのクラスに入り9カ月後に一等賞を得た。音楽院を卒業後、アルフレッド・コルトー(1877-1962)についてさらに研鑽を積んだ。彼女はこのシリーズでモーツァルト:ピアノ協奏曲「戴冠式」(78CDR-3093)、ヴァイオリンのドニーズ・ソリアノ(1916-2006)と共演したフォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番(78CDR-3135)、モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番 K.454(78CDR-3027)他が出ている。

78CDR-3676
ベートーヴェン
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調作品70-1「幽霊」
ヘプツィバ・メニューイン(ピアノ)
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
モーリス・アイゼンバーグ(チェロ)
英 HMV DB2879/81
録音:1936年3月5日パリ、アルベール・スタジオ
ピアノのヘプツィバ・メニューイン(1920-1981)はサンフランシスコ生まれ。4歳でジュディス・ブロックリーについてピアノを始め、後にレフ・アに学んだ。8歳の時サンフランシスコで初リサイタルを開いた。その後バーゼルでルドルフ・ゼルキン(1903-1991)に、パリでマルセル・シャンピ(1891-1980)について研鑽を積んだ。兄でヴァイオリニストのユーディ・メニューイン(1916-1999)と初共演したモーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ K.526(1933年録音)(78CDR-3025)がキャンディド賞を受賞しピアニストとして注目されるようになった。チェロのモーリス・アイゼンバーグ(1900-1972)はドイツ生まれ。1902年に両親と共にアメリカに移住した。1921年にアメリカ公演中のパブロ・カザルス(1876-1973)に出会い、ヨーロッパで学ぶことをすすめられ、ベルリンでユリウス・クレンゲル(1859-1933)やフーゴ・ベッカー(1864-1941)、パリでナディア・ブーランジェ(1887-1979)に薫陶を得た。

78CDR-3677
モーツァルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261
レーガー:ヴァイオリンとピアノのための組曲イ短調作品103aからアリア
タルティーニ=クライスラー編:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調作品1-1
からフーガ
シュテフィ・ゲイエル(ヴァイオリン)
パウル・ザッハー指揮
コレギウム・ムジクム・チューリッヒ
ヴァルター・シュルテス(ピアノ)
スイス COLUMBIA LZX7
日ODEON U-10020(独 Odeon 6573と同一録音)
録音: 1938年(モーツァルト)&1927年4月11日(レーガー&タルティーニ)
シュテフィ・ゲイエル(1888-1956)はハンガリーの女流ヴァイオリン奏者。ブダペストのリスト音楽院でイェノ・フバイ(1858-1937)に師事した。ベラ・バルトーク(1881-1945)やオトマール・シェック(1886-1957)は共に彼女のためにヴァイオリン協奏曲を献呈した。初婚の相手が病死した後、1920年にスイスの作曲家ヴァルター・シュルテスと再婚しチューリッヒに居を構え音楽院で教えた。その時の弟子の一人がアイダ・シュトゥツキ(1921-2011)。シュトゥツキは後にアンネ=ゾフィ・ムターの師となった。シュトゥツキはこのシリーズでモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第7番 K.271a(33CDR-3645)が出ている。
パウル・ザッハー(1906-1999)はスイスの指揮者で作曲家。往年の名指揮者フェリクス・ヴァインガルトナー(1863-1942)に学んだ後バーゼル室内管弦楽団を設立した。世界的製薬会社エフ・ホフマン・ラ・ロッシュ社のオーナー未亡人との結婚で巨大な富を得て、多くの作曲家へ作品委嘱をした。武満徹の「ユーカリプス」もザッハーの委嘱による。

78CDR-3678
信時 潔
組曲「沙羅」 清水重道(詞)
丹澤
あづまやの
北秋の
沙羅

行々子
ゆめ
占ふと

北原白秋(詞)
つなで
幻滅
をみな子よ

木下 保(テノール)
水谷達夫(ピアノ)
ニッチク(日本コロムビア)90634/6
録音:1943年12月1日
(SPレコード特有のノイズがあります)
作曲者の信時潔は幼少より讃美歌に親しみ東京音楽学校(現東京藝術大学音楽学部)に入学、チェロをハインリヒ・ヴェルクマイスター(1883-1936)に、指揮法をアグスト・ユンケルに学んだ。1920年ドイツに留学しゲオルク・シューマン(1866-1952)に師事した。「沙羅」は1936年の作品。
テノールの木下保(1903-1982)は兵庫県富岡市出身。1926年に東京音楽学校を卒業。1932年から1935年までドイツとイタリアに留学した。帰国後、母校の声楽科主任教授になり、日本人作曲家の作品も多く取り上げた。「沙羅」の初演者で、信時潔のカンタータ「海道東征」(神武天皇を題材とした作品)の初演指揮者もつとめた。ピアノの水谷達夫(1911-1998)は東京音楽学校でレオ・シロタ(1885-1965)に師事し、卒業後長く母校で後進を指導をした。
この録音は第2次世界大戦中の1943年(昭和18年)12月1日に行われた。日本コロムビアはニッチクと改名し、レコード材料の不足から返品レコードを再利用していた時代のものである。ノイズが大きいのはその所為だが、録音そのものは見事である。時代背景はレコードどころではなかったのに、よくぞこのような作品を残してくれたと頭が下がる。
2017年4月新譜 5点 発売中★DSD録音

33CDR-3669
ブルーノ・ワルター/ウィンナ・ワルツ集
ヨハン・シュトラウス 2世
皇帝円舞曲
「こうもり」序曲
ウィーン気質
ウィーンの森の物語
「ジプシー男爵」序曲
美しく青きドナウに
ブルーノ・ワルター指揮
コロンビア交響楽団
米 COLUMBIA ML5113(Mono)
録音:1956年3月16日&22-23日ニューヨーク30丁目COLUMBIA STUDIOブルーノ・ワルター(1876-1962)ドイツ出身の大指揮者。ベルリンのシュテルン音楽院を卒業後ピアニストとしてデビュー。後に指揮者に転向した。1869年ハンブルク歌劇場でグスタフ・マーラー(1860-1911)に出会い交友を深めた。その後ドイツ、オーストリア各地のオーケストラや歌劇場の楽長、音楽監督を歴任した。1938年オーストリアがナチス・ドイツに併合されると迫害を避けてアメリカに逃れた。これはLP時代にニューヨーク・フィルのメンバーを母体に編成されたコロンビア交響楽団を起用して録音されたもの。ドイツ、オーストリアで永年音楽生活を過ごした指揮者ならではの愛情に満ちた素晴らしいヨハン・シュトラウスのワルツ集。ワルターはこのシリーズで名演が多数出ている。

33CDR-3670
ハイドン:チェロ協奏曲ニ長調作品101, Hob.VIIb-2
ボッケリーニ:チェロ協奏曲変ロ長調 G.481
モーリス・ジャンドロン(チェロ)
パブロ・カザルス指揮
ラムルー管弦楽団
仏 PHILIPS 835 069 AY(Stereo)
録音:1960年10月パリ
モーリス・ジャンドロン(1920-1990)は南仏ニース生まれ。ニース音楽院を卒業後、パリ音楽院でジェラール・エキング(1879-1942)のクラスで学び1938年に一等賞を得た。大戦後の1945年12月2日にロンドンのウィグモア・ホールでベンジャミン・ブリテン(1913-1976)のピアノ伴奏でフォーレとドビュッシーのソナタを弾いてソロデビュー。さらに同月、プロコフィエフのチェロ協奏曲第1番の初演をワルター・ジュスキンド指揮ロンドン・フィルと行って名声を高めた。ジャンドロンはメニューイン兄妹とピアノ三重奏を25年に渡って行った。パブロ・カザルス(1876-1973)はスペインのカタルーニャ地方の町エル・ペドレル生まれ。バルセロナ音楽院でチェロ、ピアノ、楽理、作曲を学んだ。第2次世界大戦後、南仏プラドに隠遁していたカザルスに、友人でヴァイオリン奏者のアレクサンダー・シュナイダーが室内音楽祭を開くことを提案してカザルスは受け入れた。これはカザルスが弟子のジャンドロンのために指揮棒をとった唯一のスタジオ録音。それだけカザルスがこの弟子に目をかけていたことがうかがえる。

78CDR-3671
シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調作品100
ブッシュ・ゼルキン三重奏団
アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)
ヘルマン・ブッシュ(チェロ)
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
英 HMV DB2676/80
録音:1935年10月23日ロンドン、アビー・ロードEMI 第3スタジオ
アドルフ・ブッシュ(1891-1952)はドイツの大ヴァイオリニスト。1922年からピアノのルドルフ・ゼルキン(1903-1991)とデュオを組んで活躍した。1936年ゼルキンはブッシュの娘イレーネと結婚したが、ゼルキンはナチスのユダヤ人迫害を避けてアメリカに逃れた。その後ブッシュもドイツを去ってスイスに移住。1939年に実弟でチェリストのヘルマン・ブッシュと共にアメリカに移住した。この録音はヨーロッパ時代のもの。このシリーズでブッシュとゼルキンにホルンのオーブリー・ブレイン(1893-1955)を加えたブラームス:ホルン三重奏曲(78CDR-3018)とブッシュ兄弟がアメリカに移住後の録音であるベートーヴェン:ピアノ三重奏曲「幽霊」(78CDR-3253)が出ている。

78CDR-3672
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調作品11「街の歌」
J.S.バッハ:アダージョ ト長調
デニス・マシューズ(ピアノ)
レジナルド・ケル(クラリネット)
アンソニー・ピーニ(チェロ)
英 COLUMBIA DX8200/2
録音:1944年7月2日(ベートーヴェン)&1944年7月31日(J.S.バッハ)ロンドン、
アビー・ロード EMI第3スタジオ
デニス・マシューズ(1919-1988)は英国のピアニスト。ロンドンの王立音楽アカデミーでハロルド・クラックストン(1885-1971)に師事し1939年にデビューした。その後1946年まで兵役につき、大戦後コンサート・ピアニストとして活躍しレコード録音も多く残した。晩年はバーミングハム音楽院で教鞭をとった。レジナルド・ケル(1906-1981)は英国のクラリネット奏者。王立音楽アカデミーでハイドン・ドレイパーに師事し、在学中からロイヤル・フィルハーモニー協会オーケストラの首席奏者をつとめ、卒業後ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団に移籍した。戦後の1948年にアメリカに渡り、コンサートやレコーディングのほか、ベニー・グッドマン(1909-1986)やピーナッツ・ハッコー(1918-2003)らにクラシック音楽奏法を指導した。1958年に母国に帰り晩年は画家として余生を送った。アンソニー・ピーニ(1902-1989)は英国の五大オーケストラの首席チェロ奏者やソリスト、室内楽奏者として活躍、また王立音楽カレッジやギルドホール音楽演劇学校で教鞭をとった。この録音は第2次世界大戦末期のもの。SPレコードとしては日本では発売されなかった。

78CDR-3673
ハイドン:弦楽四重奏曲第67番ニ長調作品64-5, Hob.III-63「ひばり」
クェリング弦楽四重奏団
英 HMV EH 1248/9
録音:1939年1月ベルリン
クェリング弦楽四重奏団は全員女性奏者のユニークな団体。リーダーのリーレ・クェリング(1903-没年不詳)はドイツのクレグフェルド生まれでブラム・エルデリンクに師事した。エルデリンクはアドルフ・ブッシュにドイツ・ヴァイオリン奏法の基礎を教えた人物で、ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)の奏法を後世に伝えることに心血をそそいだ。クェリングは1935年に結婚し、オランダのユトレヒトに在住したと伝えられている。この「ひばり」はSP時代にビクターの「洋楽愛好家協会」盤として発売されたこがあるが、レコード材料の欠乏していた時代であったため、雑音が多く真の演奏が理解されなかった。この復刻には英HMV盤を使用した。