★★★グッディーズ・オリジナル企画★★★

新 忠篤 氏協力
ダイレクト・トランスファー CD-R

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第11回以降発売分 78CDR-3319〜3328

2011年7月新譜 5点 発売中★DSD録音

LP復刻の33CDRシリーズが加わりました。従来の78CDR-部分が33CDR-に変わり、番号の部分は3000番台を通し番号で使用いたします。

78CDR-3324
ドビュッシー:イベリア-管弦楽のための「映像」第2曲
ドビュッシー:英雄の子守歌
シャルル・ミュンシュ指揮
パリ音楽院管弦楽団
英 DECCA AK1763/5 (ffrr録音)
(1947年9月30日-10月2日ロンドン、キングスウェイ・ホール録音)
英国デッカのffrr録音。シャルル・ミュンシュ(1891-1968)はストラスブールの生まれ。生地の音楽院でオルガンを学んだ後、パリ音楽院でリュシアン・カペー(1873-1928)にヴァイオリンを学び、その後ベルリンでカール・フレッシュ(1873-1928)に師事した。1926年ライプツィヒ音楽院の教授に就任、1925年から32年にはゲヴァントハウス管弦楽団のソロ第一ヴァイオリン奏者もつとめ、ブルーノ・ワルター(1876-1962)やヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)のもとで演奏し、指揮法も身につけた。パリに戻り1935年から38年にはパリ・フィルハーモニーの指揮者、1938年にはエコール・ノルマルのヴァイオリン科教授に任命された。1938年から45年にパリ音楽院管弦楽団指揮者をつとめた。1939年には同音楽院の指揮科教授に任命された。1949年にボストン交響楽団の正指揮者となり1962年までつとめた。この録音はミュンシュとパリ音楽院管弦楽団のロンドン公演の際にスタジオ入りしたもの。オーケストラの各パートに音楽院の教授達の名人芸が聴こえる。コンデンサー・マイクロフォン独特の高域の輝きがffrrの特長である。ミュンシュ&パリ音楽院はラヴェル:ボレロ(78CDR-1164)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」(78CDR-3239)、プロコフィエフ:古典交響曲(78CDR-3321)が出ている。

78CDR-3325
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調作品19
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
米 COLUMBIA 69899/901-D
(1935年8月23日ロンドン、アビー・ロードEMI 第1スタジオ録音)
レコード録音史上に輝く名演奏の一つ。ヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)はブダペスト生まれ。ブダペスト音楽アカデミーでイェノ・フバイ(1858-1937)に師事し、13歳でデビューした。1907年から1913年に英国に住み、ピアニストのマイラ・ヘス(1890-1965)やフェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)らとのソナタ演奏から大きな音楽的影響を受け、その後ヨーロッパ大陸に戻り、1917年から1924年スイスのジュネーヴ音楽院で教えた。第2次世界大戦前の1932年と翌1933年に来日した。サー・トーマス・ビーチャム(1879-1961)は英国で最も尊敬された指揮者で1932年ロンドン・フルハーモニー管弦楽団を作った。シゲティとビーチャムの顔合わせは、このプロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番の他に、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番(78CDR-3111)とメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-3124)がこのシリーズで出ている。

33CDR-3326
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453
(カンデンツァ:エルンスト・フォン・ドホナーニ)
エルンスト・フォン・ドホナーニ(ピアノと指揮)
ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団
英 Columbia L2315/8
(1928年6月28日録音)
エルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960)はオーストリア=ハンガリー帝国のポジョニュ(スロヴァキア語名ブラティスラヴァ)生まれ。ブダペスト音楽アカデミーを卒業後、1897年オイゲン・ダルベルト(1864-1932)のレッスンを受けた後ピアニストとしてデビューした。ヨアヒムの招きでベルリン高等音楽院で教鞭をとった(1905-1915)。その後祖国に戻り、ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督、音楽アカデミー院長をつとめた。第2次世界大戦後はアメリカに移住し、作曲家として活躍する一方、フロリダ州立大学で教鞭をとった。この録音は電気録音の初期のもので、自ら音楽監督を務めたブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団を指揮した、いわゆる"弾き振り" によるモーツァルトの協奏曲の初めての録音。現在指揮者として活躍するクリストフ・フォン・ドホナーニ(1929-)は孫にあたる。

33CDR-3327
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第4番ニ長調作品1-13
ヴァイオリン・ソナタ第5番イ長調作品1-14
ヴァイオリン・ソナタ第6番ホ長調作品1-15
ヴァイオリン・ソナタ第3番ヘ長調作品1-12
アレクサンダー・シュナイダー(ヴァイオリン)
ラルフ・カークパトリック(ハープシコード)
フランク・ミラー(チェロ)
米 COLUMBIA ML2150/51(MONO)
(1950年1月4日ニューヨーク、30丁目コロンビア・スタジオ録音)
ヴァイオリンのアレクサンダー・シュナイダー(1908-1993)はリトアニアのヴィルナ生まれ。1932年から1944年、1955年から1967年にブダペスト四重奏団に在籍し、それ以外の期間はシュナイダー弦楽四重奏団やソリストとして活躍した。ハープシコードのラルフ・カークパトリック(1911-1984)はアメリカの音楽学者、ハープシコード奏者。ハーヴァード大学卒業後ヨーロッパ各地に留学し、1933年から34年にザルツブルクのモーツァルテウムで教鞭をとったこともある。1940年エール大学教授に就任、シュナイダーとのデュオではJ.S.バッハ、ヘンデル、モーツァルトのソナタの録音を残している。チェロのフランク・ミラー(1912-1986)はカーティス音楽学校で学び、18歳でレオポルド・ストコフスキー時代のフィラデルフィア管弦楽団に入団した。1940年から1954年まではアルトゥーロ・トスカニーニのNBC交響楽団の首席を務め、1957年にはプエルト・リコのカザルス・フェスティヴァル管弦楽団、1959年から1985年にはシカゴ交響楽団の首席を務めた。シュナイダーはJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(33CDR-3307)と無伴奏ヴァイオリン・パルティータ(33CDR-3308)、カークパトリックはJ.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲(33CDR-3322)が稀少な初期LPからの復刻で出ている。

33CDR-3328
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調 K.281
ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調 K.570
ピアノ・ソナタ第5番ト長調 K.283
ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 K.545
ジャクリーヌ・ブランカール(ピアノ)
英 DECCA LXT 2666(MONO)(ffrr録音)
(1951年10月ロンドン録音)
ジャクリーヌ・ブランカール(1909-1979)はパリ生まれの女流ピアニスト。パリ音楽院でイジドール・フィリップ(1863-1958)に師事し、1926年に一等賞を得た。以後オーケストラや室内楽のソリストとして活躍。1938年にシャルル・ミュンシュ指揮パリ・フィルハーモニー管弦楽団とラヴェル:左手のピアノのための協奏曲(DECCA X204/5)の世界初録音を行った。また同曲をアンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団(DECCA LXT2565)と再録音した。1948年にアメリカにデビューし、1979年パリに没した。このピアニストの数少ない録音の1枚で、パリ音楽院派のモーツァルトが聴ける。
2011年6月新譜 5点 発売中★DSD録音

LP復刻の33CDRシリーズが加わりました。従来の78CDR-部分が33CDR-に変わり、番号の部分は3000番台を通し番号で使用いたします。

78CDR-3319
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調作品26
ハインツ・シュタンスケ(ヴァイオリン)
カール・シューリヒト指揮
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
独 POLYDOR 67864/6
(1942年1月ベルリン録音)
ハインツ・シュタンスケ(1912-)はカール・フレッシュ(1873-1944)に師事したドイツのヴァイオリニスト。1937年ウィーン・コンクールで金賞を受賞した。第2次世界大戦中もドイツで活躍、ポリドールにSP録音をのこした。大戦後はコンサート活動と同時に後進の指導にあたり、女流ヴァイオリニスト、エディット・パイネマン(1939-)は弟子の一人だった。カール・シュー
リヒト(1880-1967)はドイツの指揮者。1912年から1944年までヴィスバーデン歌劇場の音楽監督をつとめると同時にベルリン・フィルやウィーン・フィルにも客演した。シュタンスケはモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番(指揮:パウル・フェン・ケンペン)(78CDR-3211)、シューリヒトはブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番(ヴァイオリン:クーレンカンプ)(78CDR-3123)、ベートーヴェン:交響曲第2番(スイス・ロマンド管弦楽団)(78CDR-3115)、ベートーヴェン:交響曲第4番(ベルリン市立管弦楽団)(78CDR-3127)が出ている。

78CDR-3320
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73「皇帝」
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
ペーター・ラーベ指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
独 PLYDOR 67082/86
(1936年1月ベルリン録音)
ヴィルヘルム・ケンプ(1895-1991)はドイツの名ピアニスト。機械式録音時代からステレオ録音時代まで多くの録音を残した。指揮者のペーター・ラーベ(187-1945)はナチスの国家音楽協会の総裁を務めた人物。この時代の背景が窺われる。ケンプはベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(78CDR-3112)、ピアノ協奏曲第4番(78CDR-3120)、モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番(78CDR-3164)何れも指揮はパウル・ファン・ケンペン、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」(78CDR-3133)が出ている。

78CDR-3321
プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調作品25「古典交響曲」
シャルル・ミュンシュ指揮
パリ音楽院管弦楽団
英 DECCA AK1756/7 (ffrr録音)
(1947年10月4日ロンドン、キングスウェイ・ホール録音)
英国デッカのffrr録音。シャルル・ミュンシュ(1891-1968)はストラスブールの生まれ。生地の音楽院でオルガンを学んだ後、パリ音楽院でリュシアン・カペー(1873-1928)にヴァイオリンを学び、その後ベルリンでカール・フレッシュ(1873-1928)に師事した。1926年ライプツィヒ音楽院の教授に就任、1925年から32年にはゲヴァントハウス管弦楽団のソロ第一ヴァイオリン奏者もつとめ、ブルーノ・ワルター(1876-1962)やヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)のもとで演奏し、指揮法も身につけた。パリに戻り1935年から38年にはパリ・フィルハーモニーの指揮者、1938年にはエコール・ノルマルのヴァイオリン科教授に任命された。1938年から45年にパリ音楽院管弦楽団指揮者をつとめた。1939年には同音楽院の指揮科教授に任命された。1949年にボストン交響楽団の正指揮者となり1962年までつとめた。ミュンシュ&パリ音楽院はラヴェル:ボレロ(78CDR-1164)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」(78CDR-3239)が出ている。

33CDR-3322
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
ラルフ・カークパトリック(ハープシコード)
米 HAYDN SOCIETY RECORDS HS-9035(MONO)
(1952年録音)
ラルフ・カークパトリック(1911-1984)はアメリカの音楽学者、ハープシコード奏者。ハーヴァード大学を卒業後ヨーロッパ各地に留学。パリでナダィア・ブーランジェとワンダ・ランドフスカに、ロンドンでアーノルド・ドルメッチに、ベルリンでハインツ・ティーセンにライプツィヒでギュンター・ラミンに師事した。1933年から34年にザルツブルクのモーツァルテウムで教鞭をとった。1940年にエール大学教授に就任、ドメニコ・スカルラッティの評伝とソナタ作品にK.番号をつけてを整理した。また演奏家としてバッハの作品に取り組み、このゴルトベルク変奏曲は2回録音した第1回目のもの。第2回目は独アルヒーフ(1959年)だった。このシリーズでゴルトベルク変奏曲はランドフスカによる1933年録音(78CDR-3073)と1945年録音(78CDR-3288)が出ている。

33CDR-3323
モーツァルト:
クラリネット協奏曲イ長調 K.622
ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K.447
ユリス・ドレクリューズ(クラリネット)(K.622)
リュシアン・テヴェ(ホルン)(K.477)
フェルナン・ウーブラドゥー指揮室内交響楽団
仏 PATHE 33 DTX 112
(1952年2月18日(K.622)& 2月13日(K.477)パリ録音)
クラリネットのユリス・ドレクリューズ(1907-1995)は1925年パリ音楽院で一等賞を得た後、コロンヌ管弦楽団、さらにパリ音楽院に入り、シャルル・ミュンシュの要請でパリ・フィルハーモニー(1935-1938)でも活躍した。1940年から1950年にギャルド・レピュブリケーヌのソリスト、1948年にパリ音楽院教授に就任1978年まで務めた。ホルンのリュシアン・テヴェ(1914-2007)は1937年パリ音楽院で一等賞を得て、フランス国立放送管弦楽団(1937)、パリ音楽院管弦楽団(1938-1967)、パリ・オペラ座管弦楽団(1941-1974)で活躍した名手。指揮者のフェルナン・ウーブラドゥー(1903-?)は1921年パリ音楽院のバスーン科で一等賞を得た。フランスの主要オーケストラのソリストとして活躍、1942年からパリ音楽院の器楽合奏科の教授も務めた。ドレクリューズはブラームス:クラリネット五重奏曲(33CDR-3317)、ラヴェル:序奏とアレグロ(78CDR-3264)、ベートーヴェン:七重奏曲(78CDR-3263)が出ている。