★★★グッディーズ・オリジナル企画★★★

新 忠篤 氏協力
ダイレクト・トランスファー CD-R

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第11回以降発売分 78CDR-3449〜3458

2013年9月新譜 5点 発売中★DSD録音

LP復刻の33CDRシリーズが加わりました。従来の78CDR-部分が33CDR-に変わり、番号の部分は3000番台を通し番号で使用いたします。

33CDR-3454
モーツァルト:
交響曲第36番ハ長調 K.425「リンツ」
交響曲第29番イ長調 K.201
ブルーノ・ワルター指揮
コロンビア交響楽団
米 COLUMBIA ML5375(1955年4月26&28日(36番)&1954年12月29-30日(29番)
ニューヨーク30丁目コロンビア・スタジオ録音)
ブルーノ・ワルター(1876-1962)はドイツ出身の大指揮者。ベルリンのシュテルンを卒業後ピアニストとしてデビュー、後に指揮者に転向した。1896年ハンブルク歌劇場で指揮をしたとき、音楽監督をつとめていたグスタフ・マーラー(1860-1911)に出会い交友を深めた。その後ワルターはバイエルン国立歌劇場、ベルリン市立歌劇場、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ウィーン国立歌劇場などの楽長、音楽監督を歴任した。1938オーストリアがナチス・ドイツに併合されると迫害を避けてフランス、スイスを経てアメリカの逃れた。この録音はLP時代の初期にニューヨークで録音された。ワルターはステレオでもこの2曲を録音しているが、このモノ録音が圧倒的に優れている。このシリーズで交響曲第40番&第35番「ハフナー」(33CDR-3402)と交響曲第41番「ジュピーター」と第39番(33CDR-3449)が出ている。

33CDR-3455
ウェーバー:フルート、チェロとピアノのための三重奏曲ト短調作品63
ルネ・ル・ロワ(フルート)
ヤーノシュ・ショルツ(チェロ)
エルノ・バロー(ピアノ)
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第3番ニ長調作品44-1
ギレ弦楽四重奏団
米 VOX VL6390 (1949年秋録音)
ルネ・ル・ロワ(1898-1985)はフランスのフルート奏者。幼少時からフルート奏者だった父親に手ほどきをうけ、1916年パリ音楽院に入り1920年に卒業した。1922年にパリ器楽五重奏団(フルート、ハープ、弦楽トリオ)を結成、オーケストラ活動をせずソロや室内楽奏者として、ヨーロッパ各地、アメリカを演奏旅行した。フォンテーヌブローのアメリカ音楽院、カナダのモントリオール音楽院、パリ音楽院(1952-1968)の教授をつとめた。チェロのヤーノシュ・ショルツ(1903-)はハンガリー出身のチェリスト。1933年アメリカに移住し市民権を得た。ロート弦楽四重奏団のチェリストと活躍した。ピアノのエルノ・バロー(1897-1989)もブダペスト音楽院出身。卒業後ベルリンでレオニード・クロイツァー(1884-1953)に師事、1924年にアメリカに移住、ピアニスト、教師として活躍した。ギレ弦楽四重奏団のリーダー、ダニエル・ギレ(1899-1990)はロシア生まれ。パリ音楽院でジョルジュ・エネスコとギヨーム・レミに師事し、オペラ・コミックのコンサート・マスター、カルヴェ弦楽四重奏団の第2ヴァイオリン奏者を務めた後、1941年にアメリカに移住、ギレ弦楽四重奏団を組織、1944年にトスカニーニ指揮のNBC交響楽団に入団、1951年にコンサート・マスターになった。ギレ弦楽四重奏団は結成当時からメンバーが何回か替わっていて、他
のメンバーの名前は記載されていない。

78CDR-3456
ブラームス:ヴァイオン協奏曲ニ長調作品77
(カデンツァ: ヴィンクラー)
ウォルフガンク・シュナイダーハン(ヴァイオリン)
パウル・ファン・ケンペン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
独 GRAMMOPHON 04857/52(78回転VG盤)
(1953年5月17-21日ベルリン、ダーレム、イエス・キリスト教会録音)
ヴォルフガング・シュナイダーハン(1915-2002)はウィーン生まれ。1933年から37年までウィーン交響楽団のコンサートマスターをつとめ、1937年にウィーン・フィルハーモニーに入団、1938年、当時のコンサートマスターだったアルノルト・ロゼー(1863-1946)がロンドンへ亡命した時、第1コンサートマスターに就任した。1949年ソリストとして独立するためにウィーン・フィルを退団した。指揮者のパウル・ファン・ケンペン(1893-1955)はオランダの指揮者。戦中戦後を通じてドイツで活躍したが、大戦中に祖国を離れ、敵国ドイツで活動したことを糾弾され、戦後ボイコット運動が起こり不遇のうちに世を去った。このレコードはSPレコード末期にドイツグラモフォンが開発した長時間収録のSP盤(VG盤)にカットされた放送局用のレコードで一般発売はされなかかった。演奏はLP(Heliodor 89519)と同じ。

78CDR-3457
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47「クロイツェル」
ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
英 DECCA CA8207/10(独 POLYDOR 67062/5と同一録音)
(1935年ベルリン録音)
ゲオルク・クーレンカンプ(1898-1948)はドイツのブレーメンに生まれ、第2次大戦中ソリストとして活躍する傍らベルリン高等音楽院教授を1943年まで務めた。1944年にスイスのルツェルン音楽院教授となり、ピアノのエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)、チェロのエンリコ・マイナルディ(1897-1976)とのトリオでも活躍したが、1948年50歳を迎えて間もなく急逝した。このシリーズでブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番(シューリヒト指揮)(78CDR-3123)とベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」(78CDR-3127)、ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番(78CDR-3452)が出ている。ヴィルヘルム・ケンプ(1895-1991)はドイツのピアニスト。ベルリン音楽大学でロベルト・カーンに作曲をカール・ハインリヒ・バルトにピアノを師事し、1917年ピアノ組曲の作曲でメンデスゾーン賞を受賞した。その後ピアニストとして活躍し、1936年ドイツ文化使節として来日したことがある。SPレコード時代から録音が多くわが国でも親しまれていた。このシリーズではベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(78CDR-3320)、第4番(78CDR-3120)、第3番(78CDR-3112)、ピアノ・ソナタ「悲愴」(78CDR-3133)、モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番(78-3153)が出ている。

78CDR-3458
ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
ガブリエル・ブイヨン四重奏団
ガブリエル・ブイヨン(ヴァイオリン)
アベール・ロカテルリ(ヴァイオリン)
アンリ・ブノワ(ヴィオラ)
カミーユ・ドローベル(チェロ)
仏 DISQUE GRAMOPHON DB5154/6(France)
(1941年3月17日パリ録音)
ガブリエル・ブイヨン(1896-1984)はフランスのモンペリエ生まれ。1910年パリ音楽院に入りリュシアン・カペー(1873-1928)に師事し一等賞を得た。卒業後ウジェーヌ・イザイ(1858-1931)、ジョルジュ・エネスコ(1881-1955)、ジャック・ティボー(1880-1953)について研鑽をつみ、ソリストとして活躍する一方1943年からパリ音楽院教授をつとめた。門下生にヘンリク・シェリング(1918-1988)がいる。ブイヨン四重奏団は1940年にカペー弦楽四重奏団のメンバーを引き継いだモーリス・エヴィットが指揮者として転出した後をつぎ、1940年に結成された。ヴィオラとチェロはカペー四重奏団の最後のメンバーである。
2013年8月新譜 5点 発売中★DSD録音

LP復刻の33CDRシリーズが加わりました。従来の78CDR-部分が33CDR-に変わり、番号の部分は3000番台を通し番号で使用いたします。

33CDR-3449
モーツァルト:
交響曲第41番ハ長調 K.551「ジュピター」
交響曲第39番変ホ長調 K.543
ブルーノ・ワルター指揮
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
米 COLUMBIA ML5014(1953年12月21日(39番)&1956年3月5日(41番)
ニューヨーク30丁目コロンビア・スタジオ録音)
ブルーノ・ワルター(1876-1962)はドイツ出身の大指揮者。ベルリンのシュテルンを卒業後ピアニストとしてデビュー、後に指揮者に転向した。1896年ハンブルク歌劇場で指揮をしたとき、音楽監督をつとめていたグスタフ・マーラー(1860-1911)に出会い交友を深めた。その後ワルターはバイエルン国立歌劇場、ベルリン市立歌劇場、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ウィーン国立歌劇場などの楽長、音楽監督を歴任した。1938オーストリアがナチス・ドイツに併合されると迫害を避けてフランス、スイスを経てアメリカの逃れた。この録音はLP時代の初期にニューヨークで録音された。ワルターはステレオでもこの2曲を録音しているが、このモノ録音が圧倒的に優れている。このシリーズで交響曲第40番&第35番「ハフナー」(33CDR-3402)で出ている。

33CDR-3450
J.S.バッハ:
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV1042
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
ガブリエル・ブイヨン指揮
コンセール・パドルー管弦楽団
ドニーズ・グアルヌ(クラヴサン)
仏ODEON XCO809(Mono)(1952年12月録音)
ヴァイオリンのヘンリク・シェリング(1918-1988)はポーランド生まれ。同郷の大ヴァイオリン奏者フーベルマン(1882-1947)のすすめでベルリンでカール・フレッシュ(1873-1944)に師事し、その後パリ音楽院でガブリエル・ブイヨン(1896-1988)にヴァイオリンをナディア・ブーランジェ(1877-1979)に作曲を学び1937年に一等賞を得た。第2次大戦中、ポーランド亡命政府の外交員(7カ国語の読み書きができた)として活躍、ポーランド難民をメキシコ政府が受け入れてくれたことに感謝し、大戦後メキシコを活動の拠点とし国籍も取得した。この録音は大戦後パリで師のブイヨンの指揮で行われたもの。以降数回正規録音したバッハの協奏曲の最初のものである。

78CDR-3451
J.S.バッハ:
ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ短調 BWV 1017
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ短調 BWV 1018
ヴァイオリン・ソナタ第6番ト長調 BWV 1019
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 BWV1015から第2楽章 Andante
アルフレッド・デュボワ(ヴァイオリン)
マルセル・マース(ピアノ)
英COLUMBIA LFX267/73
(1932年6月-7月ブリュッセル録音)
アルフレッド・デュボワ(1898-1948)はブリュッセル音楽院出身。卒業後ヴァイオリニスト、ウジェーヌ・イザイ(1858-1931)にも師事し、1920年にヴュータン賞を得た。1927年に母校の音楽院の教授に就任し、弟子にはアルテュール・グリュミオー(1921-1975)がいる。ピアニストのマルセル・マース(1897-1950)はこのバッハ以外にもフランク: ヴァイオリン・ソナタ(78CDR-3201)で共演している。デュボワはこのシリーズでヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番(78CDR-3013)、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第6番K.268(78CDR-3054)が出ている。

78CDR-3452
ブラームス:ヴァイオン・ソナタ第1番ト長調作品78「雨の歌」
ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)
ゲオルク・ショルティ(ピアノ)
英 DECCA K1705/7(ffrr録音)
(1947年1月28日スイス、チューリッヒ放送局録音)
ゲオルク・クーレンカンプ(1898-1948)はドイツのブレーメン生まれ、第2次大戦中ソリストとして活躍する傍らベルリン高等音楽院教授を1943年まで務めた。1944年にスイスのルツェルン音楽院教授となり、ピアノのエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)、チェロのエンリコ・マイナルディ(1897-1976)とのトリオでも活躍した。1948年50歳を迎えて間もなく急逝した。ゲオルク・ショルティ(1912-1997)は1930年ブダペストのリスト音楽院を卒業後、国立歌劇場の歌手たちの稽古のためのピアニスト(コレペティトール)をつとめた。1936年ザルツブルク音楽祭でトスカニーニの目にとまり、音楽祭で助手をつとめた。1938年ブダペスト歌劇場で指揮者デビュー。1947年ピアニストとして英デッカと契約をむすんだ。クーレンカンプとはブラームスのヴァイオリン・ソナタ全3曲の録音がこの時期にある。

78CDR-3453
J.S.バッハ:「シャコンヌ」-
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV 1004 より
マスネ:タイスの瞑想曲
リヒャルト・チェルウォンキ(ヴァイオリン)
ピアノ伴奏(04)
仏 TRI-ERGON 4001/2 (独 Christschall 146/7 と同一録音)
(1931年頃録音)
リヒャルト・チェルウォンキ(1886-1949)はポーランドに生まれ、ドイツで研鑽を積み、その後アメリカに渡り1907-08 にボストン交響楽団の副コンサートマスターをつとめ、1910年にベルリン・フィルにデビューした。1910-19 にはミネアポリス交響楽団のコンサートマスター、1930年代にはシカゴ・オペラのコンサートマスタ-をつとめた。録音はエジソンの蝋管&縦振動レコードと独クリストシャルに数枚あった。