★★★グッディーズ・オリジナル企画★★★

新 忠篤 氏協力
ダイレクト・トランスファー CD-R

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第11回以降発売分 78CDR-3629〜3638

2016年9月新譜 5点 発売中★DSD録音

33CDR-3634
モーツァルト
弦楽五重奏曲第3番ハ長調 K.515
弦楽五重奏曲第4番ト短調 K.516
ブダペスト弦楽四重奏団
ヨーゼフ・ロイスマン(ヴァイオリン)
アレクサンダー・シュナイダー(ヴァイオリン)
ボリス・クロイト(ヴィオラ)
ミッシャ・シュナイダー(チェロ)
ワルター・トランプラー(ヴィオラ)
米 COLUMBIA ML5192(Mono)
(1957年1月10日ニューヨーク30丁目コロンビア・スタジオ録音)
ブダペスト弦楽四重奏団は1917年ブダペスト歌劇場管弦楽団の4人のメンバーでスタートしたが、1932年に初代のリーダーだったエミール・ハウザーがロシア出身のヨーゼフ・ロイスマン(1900-1974)に代わり、その後メンバーはロシアとポーランド出身者になり、ハンガリー出身者は居なくなった。この団体はアメリカをベースに活躍し20世紀中期最高の四重奏団として君臨したが、1974年にリーダーのロイスマンの死去で惜しくも解散した。このアルバムはモノLP時代に残されたモーツアルト弦楽五重奏全曲録音の中の一枚。第2ヴィオラのウィリアム・プリムローズ(1915-1997)はドイツ生まれ。1939年アメリカに移住し室内楽奏者として活躍した名手。

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ブラームス
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調作品120-1
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調作品120-2
パウル・ドクトル(ヴィオラ)
ナディア・ライゼンバーグ(ピアノ)
米 WESTMINSTER W-9503(Mono)(WESTMINSTER XWN 18114 と同一録音)
(1955年6月ニューヨーク、エソテリック・スタジオ録音)
パウル・ドクトル(1919-1989)はオーストリア生まれのアメリカのヴィオラ奏者。父親はブッシュ弦楽四重奏団のヴィオラ奏者だったカール・ドクトル(1885-1949)。父親の手ほどきでヴァイオリンを始め、1938年にウィーン音楽アカデミー卒業。その後ヴィオラに転向した。1942年に開かれたジュネーヴ国際コンクールのヴィオラ部門で第一位。ルツェルン管弦楽団のソロ・ヴィオラ奏者をつとめたが1947年にアメリカに移住し、1948年春にワシントン国会図書館でアメリカ・デビュー。ソロ活動の傍らニューヨークのマネス音楽学校の教授を務めた。ピアノのナディア・ライゼンバーグ(1904-1983)はリトアニアのヴィリニュス生まれ。サンクトペテルブルグで学んだ後、ロシア革命を避けてアメリカに移住した。フィラデルフィアのカーティス音楽院で名ピアニスト、ヨーゼフ・ホフマン(1876-1957)に師事した。ライゼンバーグの録音はたいへん少なく、ピアノ録音愛好家が血眼になって探している。これもその一枚。

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ロッテ・レーマン、ドイツ歌曲集
モーツァルト:クローエに寄す
モーツァルト:ひめごと
シューベルト:いらだち
シューベルト:夕映えの中で
シューマン:トランプ占いの女
シューマン:森のささやき
ブラームス:死は冷たい夜
ブラームス:テレーゼ
ブラームス:わたしの恋は緑にもえ
ヴォルフ:アナクレオンの墓
ヴォルフ:私の髪のかげに
ロッテ・レーマン(ソプラノ)
エルノ・バロー(ピアノ)
英 HMV DA1466/70
(1935年10月17日ロンドン、アビー・ロード EMI第3スタジオ録音)
(HMV盤特有のノイズあり)
ロッテ・レーマン(1888-1976)はドイツのソプラノ。ペルレベルクに生まれベルリンで勉強した後、1910年にハンブルク歌劇場でワーグナーの「ローエングリン」でデビューした。1914年にはウィーン宮廷歌劇場に登場し、リヒャルト・シュトラウスの「ナクソス島のアリアドネ」、「影のない女」、「インテルメッツォ」、「アラベラ」のウィーン初演に出演した。また「ばらの騎士」のマルシャリン役での録音もある。レーマンはオペラ歌手としてだけではなく歌曲を得意とした。レーマンは1938年ナチス・ドイツのオーストリア併合による迫害を逃れ、アメリカに移住した。この録音はヨーロッパ時代のもの。レーマンはこのシリーズでシューベルト「冬の旅」(78CDR-3048 & 3049)、シューベルト「美しき水車屋の娘」(78CDR-3079)、リヒャルト・シュトラウス歌曲集(78CDR-3348)、シューマン「女の愛と生涯」(78CDR-3363)、ブラームス歌曲集(78CDR-3393)が出ている。

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モーツァルト:
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番変ロ長調 K.424
グラズノフ:瞑想曲作品32
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)
アルパド・サンドル(ピアノ)
米 RCA VICTOR 18198/200
(録音:1941年5月22日& 8月29日ニューヨーク=モーツァルト、
1934年3月ロンドン=グラズノフ)
ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)はロシア生まれのアメリカのヴァイオリニスト。ペテルブルグ音楽院でレオポルド・アウアー(1845-1930)に師事し10歳でデビューした。1917年16歳の時に革命を逃れ一家はアメリカに移住し、少年ハイフェッツは一流演奏家として待遇された。その後青年期、壮年期から引退するまで世界最高のヴァイオリン奏者として崇められた。ヴィオラのウィリアム・プリムローズ(1903-1982)はイギリスのグラスゴー生まれ。ロンドンのギルドホール音楽学校に学んだ。1937年渡米、アルトゥーロ・トスカニーニ指揮のNBC 交響楽団のソロ・ヴィオラ奏者として活躍し、1939年にソリストになり、世界的なヴィオラ奏者として活躍した。

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ベートーヴェン
弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 作品18-1
ブッシュ弦楽四重奏団
アドルフ・ブッシュ(第1ヴァイオリン)
ゲスタ・アンドレアソン(第2ヴァイオリン)
カール・ドクトル(ヴィオラ)
ヘルマン・ブッシュ(チェロ)
英 HMV DB2102/4
(1933年11月11日ロンドン、アビー・ロードEMI 第3スタジオ録音)
ブッシュ弦楽四重奏団は1919年にアドルフ・ブッシュ(1891-1952)によって組織され、1930年代には英HMVに多くの録音をしている。ブッシュはまたピアニアストのルドルフ・ゼルキン(1903-1991)とのデュオでも活躍した。ブッシュは1939年に実弟でチェリストのヘルマン・ブッシュと共にアメリカに移住、その後四重奏団の二人のメンバーもアメリカに渡り、1941年からアメリカCOLUMBIAに録音を再開した。このシリーズではベートーヴェン弦楽四重奏曲第7番作品59-1「ラズモフフキー第1番」(78CDR-3287)、第12番作品127(78CDR-3482)、第14番作品131(78CDR-3633)、第15番作品132 (78CDR-3362)、第16番作品135(78CDR-3195)が出ている。
2016年8月新譜 5点 発売中★DSD録音

33CDR-3629
モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626
ブルーノ・ワルター指揮
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
ジェニー・トゥーレル(アルト)
レオポルド・シモノー(テノール)
ウィリアム・ウォーフィールド(バス)
ウェストミンスター合唱団
(合唱指揮: ジョン・フィンリー・ウィリアムソン)
米COLUMBIA ML5012(Mono)
(1956年3月10日&12日、ニューヨーク、カーネギー・ホール録音)
モーツァルト生誕200 年記念録音。ワルターが残した唯一のモーツァルト:レクイエム。ソプラノのイルムガルト・ゼーフリート(1919-1988)はドイツ生まれ。ウィーン国立歌劇場でデビューし、ザルツブルグ音楽祭、ロンドンのコヴェント・ガーデン歌劇場で活躍、ヴァイオリニストのヴォルフガンク・シュナイダーハン(1915-2002)夫人だった。アルトのジェニー・トゥーレル(1900-1973)はロシア生まれ。ロシア革命後パリに移住し、レナルド・アーン(1875-1947)とアンナ・エル・トゥアに師事した。1946年アメリカの市民権得てこの地で活躍、ジュリアード音楽学校でも教鞭をとった。レオポルド・シモノー(1918-2006)はカナダのケベック州生まれ。1949年パリのオペラ・コミークにデビューした。モーツァルトを得意とした。夫人はソプラノのピエレット・アラリー。ウィリアム・ウォーフィールド(1920-)は米国アラバマ州出身の黒人歌手。ブルーノ・ワルター(1876-1962)はドイツ出身の大指揮者。1938年ナチス・ドイツのオーストリア併合により、迫害を避けてアメリカに逃れた。

33CDR-3630
シベリウス:弦楽四重奏曲ニ短調作品56「親愛の声」
グリーグ:弦楽四重奏曲ト短調作品27
ブダペスト弦楽四重奏団
ヨーゼフ・ロイスマン(第1ヴァイオリン)
アレクサンダー・シュナイダー(第2ヴァイオリン)
ボリス・クロイト(ヴィオラ)
ミッシャ・シュナイダー(チェロ)
米 COLUMBIA ML5202(Mono)
(1955年9月8-9&12日ワシントン、国会図書館クーリッジ・オーディトリアム録音)
ブダペスト弦楽四重奏団は1917年ブダペスト歌劇場管弦楽団の4人のメンバーでスタートしたが、1932年に初代のリーダーだったエミール・ハウザーがロシア出身のヨーゼフ・ロイスマン(1900-1974)に代わり、その後メンバーはロシアとポーランド出身者になり、ハンガリー出身者はいなくなった。この団体はアメリカをベースに活躍し20世紀中期最高の四重奏団として君臨したが、1974年にリーダーのロイスマンの死去で惜しくも解散した。このアルバムは北欧の作曲家の作品を集めたもので、両曲共この楽団がSP時代にHMVに録音していた。現在ではあまり聴くことがない聴き応えのある作品である。

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シューマン:女の愛と生涯
エレナ・ゲルハルト(メゾソプラノ)
ジェラルド・ムーア(ピアノ)
英 HMV GS37/9 (プライヴェート録音)
(1948年1月14日ロンドン、アビー・ロードEMI第3スタジオ録音)
ドイツが生んだ大リート歌手エレナ・ゲルハルト(1883-1961)最後の録音。自費で録音したプライヴェート盤で自身の知人やファンに配られたもの、一般発売はされなかった。録音時ゲルハルトは65歳。ゲルハルトの録音は1907年、大指揮者アルトゥール・ニキシュのピアノ伴奏による10インチ盤7枚と12インチ盤1枚から始まった。以降機械式録音時代、電気録音時代に残したレコードはすべてリートでオペラは一枚もない。ゲルハルトは1939年に祖国ドイツを棄てイギリス国籍を得て移住したが、HMVはナチスドイツ国籍だった彼女の正規録音を嫌い、プライヴェート録音扱いにした。プライヴェート盤はこの「女の愛と生涯」以前にも1939年録音の10インチ盤6枚組の「ブラームス、シューベルト、ヴォルフ歌曲集」(78CDR-3496)が出ている。このシリーズでシューベルト「冬の旅」(抜粋)(78CDR-3566)もある。

78CDR-3632
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタト短調作品6-2 「悪魔のトリル」
タルティーニ(ブリッジウォーター編):プレスト変ロ長調(3:32)
アルフレード・カンポーリ(ヴァイオリン)
エリック・グリットン(ピアノ)
英DECCA AK2366/7
(1949年5月12日ロンドンNW6, DECCAスタジオ録音)
アルフレード・カンポーリ(1906-1991)はイタリア生まれのヴァイオリニスト。5歳の時両親とイギリスに移住し、1923年ロンドンのウィグモア・ホールでデビューした。ネリー・メルバ(1861-1931)やクララ・バット(1872-1936)などの大物歌手とツアーをする一方、自らの名を冠したサロン・オーケストラをつくりBBCラジオやレコード録音で活躍した。第2次世界大戦後はクラシックの演奏家に返り咲き、英デッカの看板アーティストになった。1960年と1966年に日本公演を行い、1966年にはキングレコードの第1スタジオで作曲家でピアニストの和田則彦氏と日本歌曲からの編曲2曲を含む11曲のヴァイオリン名曲集を録音した。カンポーリはストラディヴァリウスの名器 "ドラゴネッティ" を所有していた。

78CDR-3633
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 作品131
ブッシュ弦楽四重奏団
アドルフ・ブッシュ(第1ヴァイオリン)
ゲスタ・アンドレアソン(第2ヴァイオリン)
カール・ドクトル(ヴィオラ)
ヘルマン・ブッシュ(チェロ)
英 HMV DB2810/14
(1936年3月2日ロンドン、アビー・ロードEMI 第3スタジオ録音)
ブッシュ弦楽四重奏団は1919年にアドルフ・ブッシュ(1891-1952)によって組織され、1930年代には英HMVに多くの録音をしている。ブッシュはまたピアニアストのルドルフ・ゼルキン(1903-1991)とのデュオ録音でも活躍した。ブッシュは1939年に実弟でチェリストのヘルマン・ブッシュと共にアメリカに移住、その後四重奏団の二人のメンバーもアメリカに渡り、1941年からアメリカCOLUMBIAに録音を再開した。このシリーズではベートーヴェン弦楽四重奏曲第7番作品59-1「ラズモフフキー第1番」(78CDR-3287)、第12番作品127(78CDR-3482)、第15番作品132 (78CDR-3362)、第16番作品135(78CDR-3195)が出ている。